カメラとレンズを購入して店員さんから勧められるものの中に「レンズの保護フィルター」があります。恐らくカメラの液晶保護フィルムと一緒に勧められることが多いと思います。
僕もカメラのキタムラさんでレンズを買った時は「保護フィルターはいいですか?」と必ず聞かれます。それだけレンズの保護フィルターは、重要な役割を果たしていることが分かります。
それでは具体的にレンズに保護フィルターを付けることによって、どのような効果があるのでしょうか?正直言って保護フィルターも安いものではないので、購入するのを躊躇ってしまう人も多いかもしれません。レンズに保護フィルターを付けないで撮影に挑んでいる人も多いでしょう。
しかし、この記事を読んだあなたはレンズ保護フィルターの重要性に気が付いて、慌てて保護フィルターを買いに行くでしょう。そんな予言を感じさせる記事になっていますので、心して呼んでください。
レンズ保護フィルターとは?
レンズ保護フィルターは、交換レンズの前玉に付ける透明なフィルターで、光学的な影響を限りなく抑えたクリアなガラスで作られています。レンズ保護フィルターを付ける目的は下記の通りです。
- レンズを衝撃から守る
- レンズ表面に付く傷を防ぐ
- レンズ表面に付く埃や指紋、水滴が付くのを防ぐ
一番の目的はレンズを衝撃から守ることです。レンズ交換をしようとして、うっかりレンズを落としてしまった・・・。レンズ保護フィルターを付けていなかったらレンズの前玉が割れてしまう状況ですが、レンズ保護フィルターを付けていると保護フィルターが衝撃を吸収してくれます。その結果、保護フィルターはものの見事に破損してしまっても、レンズは無事ということもあり得ます。
僕は、東京ディズニーシーの駐車場でレンズ交換をしている時に、誤ってレンズを落としてしまったことがあります。コンクリートの上に落としてしまったので、レンズが割れた!!と泣きそうになりながらレンズを拾いました。するとどうでしょう・・保護フィルターを付けていたおかげでレンズは無事だったのです。保護フィルターは、跡形もなく破損してしまいましたが・・・。
上記の通り保護フィルターを付けていると、万一の時にレンズを守ってくれる可能性があります。レンズは数十万円もしますが、レンズ保護フィルターは数千円で買うことができます。レンズを買い替えるよりレンズ保護フィルターを買い替えた方が経済的なのは明らかでしょう。
また、レンズに付く傷を防いだり、埃や指紋、水滴が付着するのを防いでくれます。
レンズ保護フィルターを付けるデメリット
レンズ保護フィルターを付けるデメリットはレンズの前面にフィルターをねじ込んで取り付けるので、どうしてもレンズとフィルターの間に隙間ができてしまいます。その隙間から光が入り込み、フレアやゴーストの原因になることがあります。
また、レンズの前にガラスがあることになるので、僅かですが光学性能が落ちて画質が落ちるとも言われています。これらのデメリットを嫌って保護フィルターを付けない人も多いです。
レンズ保護フィルターは付けた方がいいの?
レンズ保護フィルターを付けた方がいいのかは、保護フィルターを付けた時のメリットとデメリットがどちらが上回るかによるでしょう。
僕の見解を伝えるなら、【レンズ保護フィルターは付けた方がいい】ということです。
その理由は、万が一の時にレンズを守ってくれるからです。レンズを落として割れてしまっても、新しいレンズをホイホイ買える人なら保護フィルターを付けなくてもいいでしょう。しかし、僕はホイホイ新しいレンズを買うことはできません・・・。ホイホイ買うことができるのは、「レンズ保護フィルター」が精一杯です。
撮影をしていると、思いがけないハプニングに合うこともあります。レンズ交換時にレンズを落としてしまった、カメラを肩にかけていたら、壁にぶつけてしまったなどなど・・・。そんな時にレンズが割れてしまったら・・・。安心して撮影に臨みたいなら、レンズ保護フィルターを付けることをオススメいたします。
まとめ
レンズに付けるレンズ保護フィルターについてまとめてみました。
レンズ保護フィルターは、衝撃や埃、傷、汚れからレンズを守ってくれる兵隊さんみたいなものです。大切なレンズを守るために、保護フィルターを付けて撮影することは大きな意味があります。
大切なレンズを壊してしまう前に、レンズ保護フィルターを付けるきっかけになれば嬉しいです。