カメラ撮影トラブルの話。盗撮を疑われた時の対応の仕方と気をつけること

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ある休日に近所の公園にある池でカルガモや鳩、ムクドリなどを撮影していました。なにかテーマを持って写真に取り組もうと考え、「身近な野鳥」というテーマで撮影を始めた初日に盗撮を疑われてしまいました。

そんな盗撮を疑われた散々な一日だったのですが、これは僕だけではなくカメラで撮影している人全ての人に起こりえるのではないか?と思い、この時のことを記そうと思い立ちました。

・カメラ撮影をしていて盗撮を疑われた時の対応の仕方
・公園など人が多い場所での撮影で気をつけること

この記事では、上記の2つのことを主に書いていきたいと思います。

目次

休日の土曜日の朝9時ぐらいから家の近くの公園にある池で、カルガモや鳩、ムクドリなどの撮影をしていました。その日は、何かテーマを持ってカメラに取り組もうと考えて、「身近な野鳥」というテーマで撮影を始めた初日でした。

この公園では年に5回ほど、今までに20回ぐらい撮影をしている公園でした。1時間ぐらい撮影していたでしょうか。鳩の水浴びを撮っているときに不意に50~60代の男性に声をかけられました。

「俺のこと撮ってない?レンズがこっちを向いていたけど」

全く身に覚えがないことなので、「撮ってないですよ。池の鳥を撮っていただけです」と言ったのですが、「レンズがこっちを向いていた」の一点張りでこちらの言い分を聞く気がないようでした・・・。

その男性は画像を見せろと言うわけでもなく、「俺を撮っていた」しか主張がありませんでした。僕は「お前みたいなオッサンなんて撮るか!!」と言いたいのをグッとこらえて、どうしたらいいのか思案していました。

そしたら男性の方から「前にも同じトラブルがあり、こういうことがあったらお巡りさんさんを呼ぶよう言われているからお巡りさんを呼んでもいいか?」と言いました。僕は即答で「どうぞ呼んでください」と言い男性は何処かに電話を掛けました。

そして、10分ほど待ったでしょうか・・・。お巡りさんが2人やって来ました。僕と男性それぞれに事情聴取をし、僕はお巡りさんに撮影した画像を見せて盗撮をしていないことを確認してもらいました。当たり前ですが、僕の記録ホルダーの中には野鳥の画像しかありませんでしたから。

それで誤解は解けたのですが、男性は僕に謝ることもなく去っていきました。男性が去ったあと、お巡りさんから「あの人は何回か同じことで警察を呼んでいる。だから今回も濡れ衣だろうということは分かっていた。しかし、職務でカメラの画像を確認したりして不愉快な思いをさせてしまったでしょう。せっかくの休日なのに嫌な思いをさせて申し訳ありません」とお巡りさんから謝罪がありました。

そのお巡りさんからの謝罪でいくぶん気持ちが落ち着いたのですが、お巡りさんが去った後にふと後ろを振り返ると、少し離れた木の陰からこちらを見ている男性を見つけた時は怖かったです・・・。

お巡りさんの「今日はこの場所を離れたほうがいいですよ」という意味が少し理解でき、この日は家に帰りました。それからこの公園には撮影に行っていません。

だって、木の陰から覗いている顔が物凄く怖かったから・・・。

今回の事件で僕が取った行動と気を付けたことを挙げていきます。

  • 毅然とした態度をとる
  • カメラは渡さない
  • お巡りさんを呼ぶ
  • カメラを触らない
  • 暴言を吐かない

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

毅然とした態度をとる

もし、盗撮を疑われてしまったら毅然とした態度で接しましょう。やっていないなら堂々とした態度を取れるはずですから。

ハッキリと大きな声で「やっていません」と言いましょう。相手から何を言われても「やってない」の一点張りでいきましょう。

ただ、僕の場合は中年の男性からでしたから毅然とした態度を取れましたが、これが若い女性からだったら同じ態度が取れたか分かりません。もしかしたら動揺して、しどろもどろになってしまった可能性があります。

仮に女性から言われたとしても堂々と毅然とした態度を取りましょう。弱気な態度を見せると一気に畳み掛けられる恐れがあります。

カメラは渡さない

撮影した画像を見せれば誤解が解けそうな時は、さっさと画像を見せて解決させたいと思う心理が働くかもしれません。しかし、カメラを渡して画像を確認してもらうのは止めた方がいいと思います。

なぜならカメラを渡すとそのまま持ち去ってしまう可能性があるからです。

持ち逃げしなくても、落としたり何らかの理由で設定などか変わってしまう可能性があります。そういう事故を防ぐためにも、もし画像を確認する時はカメラを首からぶら下げて自分で操作して見せるようにしましょう。

お巡りさんを呼ぶ

画像:イラスト屋

余計なトラブルを防ぐためにもお巡りさんを呼んでから、お話しをする方がいいでしょう。撮影した画像を確認する時も、当事者同士だけでなくお巡りさんに立ち会ってもらえれば安心です。

盗撮をしていないなら堂々とお巡りさんを呼べるはずですし、相手も後ろめたいことがなければお巡りさんを呼ぶことに反対しないはずです。

お巡りさんを呼ぶと自分の名前、住所、電話番号を聞かれましたが、何もやましいことがないので躊躇なく教えました。後々のトラブルを防ぐためにも、お巡りさんを呼んで話しをするようにしましょう。

カメラを触らない

お巡りさんを呼んでから現場に来るまでに、少し時間がかかると思います。僕の場合は10分ほどで来てくれました。

その時にカメラは触らないようにしましょう。もちろん撮影もしない方がいいでしょう。盗撮を疑われてる人の前で撮影する気にならないとは思いますが・・・。

お巡りさんが来るまでカメラを触らない方がいい理由は、撮影した画像を消したと言いがかりを防ぐためです。正直言ってお巡りさんが来るまでの時間は気まずいですが、ぼくはスマホも触らずただ無心でカルガモなどを見て心を落ち着けていました。
カメラを触ると何か言われるような気がしたからです。

余計なことを疑われないように、お巡りさんが来るまではカメラを触らないよう別なことに神経を研ぎ澄まして過ごしましょう。

暴言を吐かない

盗撮をしたと疑われたら、暴言も吐きたくなるでしょう。特に濡れ衣の時は、尚更です。

僕も「お前みたいなオッサンなんて撮るか!!」と言いたかったのをグッと我慢しました。もし、暴言を吐いてしまい、相手に脅迫されたと言われたら一気に不利になってしまいます。

言いたいことがある時は、お巡りさんが来てからにしましょう。余計なことを言うと、早く帰れるものも帰れなくなってしまいます・・・。

今回の件は、相手が少し異常だったこともありましたが、いい勉強になりました。お巡りさんも「カメラをぶら下げているだけで文句を言う人もいる」言っていました。カメラマンにとっては怖い世の中になってしまいました。

今回の撮影現場は、家族連れも多い公園でした。10時を過ぎると人も多くなる公園です。

人が多い場所では、明らかに人がいない場所にカメラを向ける必要があるのかなぁと感じました。今回の公園では池だけにカメラを向けていたら防げたトラブルだったと思います。恐らく桟橋に留まっていたムクドリか鳩を撮った時に、少し離れていた場所にいた男性がカメラを向けられたと勘違いをしたと考えられます。

公園などではどうしても人が写ってしまうことがあると思います。人の撮影が目的ではない場合は、仮に人が写り込んだとしてもピントが合っていなかったり、遠くに写っていることがほとんどでしょう。目的の被写体にピントを合わせているはずですから。

人が多い場所での撮影では余計なトラブルを避けるためにも、なるべく人が写らない場所を探して撮るようにするといいでしょう。もし、人が写り込んでしまい消すことを求められたら、その場で消すように対応することが必要だと考えます。

今回の記事は僕が実際に体験した盗撮を疑われた時の状況と、もし盗撮を疑われてしまったらどいう対応をしたらいいのかまとめてみました。

間違っても曖昧な態度を取り焦ってしまってはいけません。やっていないなら堂々と「やっていない」と大きな声で言いましょう。当事者同士で話すより、お巡りさんにも話しを聞いてもらう方がいいでしょう。そうすることで余計なトラブルを防ぐことができます。

今回のケースは稀であるとは思いますが、カメラで撮影している人は誰でも起こりえることだと思います。今回の記事の内容の他にも対応の仕方はまだまだあると思います。もしもの時の為に、盗撮を疑われた時の対応の仕方を覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

長野県松本市在住のサラリーマンです。
松本市内を中心にカメラを持って被写体を求めて彷徨っています。
ビギカメラでは、カメラや社会・経済など気になる情報を発信していきます。

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